絵、時々文章なブログ(姉)

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■盟友⑨ ウシワカ【大神】【長編】

続きです。ウシワカ独白タイム。ゲーム中、彼はアマ公に時間を割く為に分刻みのスケジュールで動いてたに違いない。

■盟友⑨ ウシワカ

 
必死で、苛ついていて、くやしい。

その時のミーの心境はそんな風だった。
彼とアマテラス君が吹雪の中戦う様子を、ミーは隠れて見ていた。
目的は品定め。正直これからの彼の行動が分かるだけにかなりいやだったけど、問題はその後にあるから我慢した。
結果は…まだまだといったところだったけど。強くなる余地は十分にありそうだった。
そして、何より他にゴムマリ君を除いてアマテラス君に入れ込んでくれそうな人は他に思い当たらなかったし。(決してミーの知り合い自体が少ない訳では無い…メイビー)彼の、アマテラス君の足を引っ張った罪は限りなく大きいが…背に腹は代えられない。
玄冬の蝕までのリミットはすぐそこだった。

ミーは賭に出た。

馬鹿なことだと思いつつ、クトネシリカを手にし頭に血が上っている状態の彼に直接頼み込む事にしたのだ。
本当に。必死だった。とにかくあのタイミングを逃したらもう話す事は不可能だった。まず話を聞いてもらうためにとにかく下手に出た。そのおかげか、はたまたこっそり仕込んだ香や札の効果か、思ったよりスムーズに話を聞いてもらえた。

後は、一年後、全てを思い出した彼がどうするか。

アマテラス君から天神族を奪ってしまったくせに、みんなを殺してしまったくせに、その償いもせずに、のうのうと死んでいく…そんなこと、耐えられなかった。我ながらおこがましい思考だけど。
でもゴムマリ君だってそのうち死ぬし、そのあとにアマテラス君を一人きりにしてしまいたくは無かった。

…はっきり言って、コレはミーのわがままだった。

もはや未来は見えず、いくら考えても答えは出なかった。カムイの彼が恩があるとはいえアマテラス君にそこまで義理立てしてくれるとは考えにくい。確率としては五分以下ってところか。迎えは月で再会したカグヤに頼んである。

正直ムリヤリでも良かったんだけど…まあ、恋人候補もいたみたいだし、決定は彼の意思に任せる事にした。

(でもやっぱり殴って気絶させて、薬飲ませておけば良かったかな…ハハハ)

さっぱり動けない。

笑ってみたが声は出ず。代わりにあちこちから血が出た。やっぱりこっちの常闇も馬鹿みたいに強い。
ああ、さすがにコレはもう。

「おい!ウシワカ!!」

意識の途切れる寸前、ウシワカはイッスンが何かを叫ぶのを聞いた気がした。 

 

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