絵、時々文章なブログ(姉)

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漫画、絵、文章を書きます。二次創作は大神。
長編小説はヘッダのシリーズまとめから探すと楽です。







■盟友⑩ 【大神】【長編】

武器が剣なのは私の好みです。(※以下ピクシブのキャプションコピペ)

※建物描写は面倒だったのですっ飛ばしましたが一応ここに書いときます。でも読まなくてもゲームとほぼ同じイメージで問題ないかも。床はそこここに穴あいてます。

※月の常闇は、ナカツクニの物の1.5倍~3倍くらい大きくて、5倍くらいスピードが速くて10倍くらい強いです。そして中身に可愛さが全く無い。ラストバトル用の建物はまあ竹ビルでいいや。色や素材はお好みで。先っぽは四十五度くらいの斜めにカットされてる?でもアマ公達は一応平らな屋上で戦ってます。竹の節のとこって感じ(わかりにくくてすみません)

五十階くらいの高さで王宮の向かいに建ってます。広さは大神のラスボスステージよりやや広いくらい?

■ようやく次回で本編終了です。その後にクロウ編最終回(アホ)です。

■盟友⑩

 
ウシワカが、アマテラスを庇い、常闇の手に捕まれた。

いや、串刺しと言った方が正しい。
常闇はウシワカをつかんだまま遮二無二叩き付けた。ウシワカの体が傷つき血が流れる。
アマテラスはすぐさま神器・天叢雲剣を構え常闇に向かって駆ける。
低く唸り声を上げた。

しかしアマテラスの攻撃が届くまさにその時、ものすごい衝撃に建物全体が揺らいだ。

何かがぶつかった!?

建物上部に何かがかすったようだった。
まさか、新たな敵の襲来か?イッスンは目をこらした。
ここに来るまでに凶悪は敵は全て片付けて来たはず!
しかし、辺りは暗闇に包まれ巨大なソレが何かは全く見えない。
「アマ公!光明―」
そう言った時、アマテラスの真下の足場が大きく揺らぐ。先ほどの衝撃のせいだ。
崩れる!
アマテラスはとっさに筆技・霧隠を使い崩落寸前の足場を駆け上がり、何とか反対側に着地する。
バランスを崩した常闇はウシワカを手の内から投げだし、形態を球状に戻して高く浮き上がった。
ウシワカが、傾き崩れかけた床の端に叩き付けられる。
「アマ公!!ウシワカを!このままじゃ落ちる!!」
間一髪、アマテラスが彼の袖に食いついた。

しかしウシワカは意識を失いぐったりとしている。血液が、闇の中に滴り落ちる。

アマテラスとイッスンは渾身の力で彼を何とか引き上げた。
しかしすでにその時、常闇は中空から無数の火球をアマテラス達に向け放っていた。
筆技が、間に合わない!

オイラ達は避けられる。しかしウシワカが!
イッスンが逡巡するわずかな間に、アマテラスはウシワカを庇うように立ちはだかった。
「アマ公!!だめだ!」
やられる!

辺りにすさまじい轟音と衝撃が伝わった。


■ ■ ■


「…?」
イッスンが目を開ける。

来るかと思われた攻撃はどうやら外れたようだ。
いや!今、別の何かにはじかれた…!?

その時、アマテラスが大きく天を仰ぎ、吠えた。
筆技・光明に照らされ闇が晴れる。
「オイ、アマ公!今は常闇に攻撃を―」
イッスンがまぶしさに目を細める。

しかし、黒い霧が晴れたその向こうにあったのは。

「や、ヤマトぉ!!?」

巨大な箱船が常闇の城に肉薄していた。
イッスンが光に照らされた周囲を見ると、ヤマトが浮いている向こう側半分がほぼ崩れていた。

「まさか、カグヤの姉ちゃんか!?無茶ァしやがる!援護にしたってェもうちっとマシなやり方があるだろォ!ビームとかよォ!」
先程の揺れは船がぶつかった衝撃だったのだ。
イッスンとアマテラスの周りには、無数の氷片が突き立っていた。
これが先程の攻撃を防いだのだ。
「!?」
イッスンが事態を飲み込む寸前、
球体の常闇に光の腕が出現し、振り下ろされた。
やばい!!

ぶつかる大きな音がした。
だが衝撃が、来ない。

「オ、オキクルミィぃ!?」
イッスンが叫ぶ。

常闇の攻撃からアマテラス達を庇ったのは、青錆色に輝くクトネシリカと冷気をまとった、
蒼い獣だった。

■ ■ ■



「な、何でおめェがここに!?」

『…説明は後だ!俺が食い止めている内に、ヤマトに乗り込め!コイツは俺が連れて行く』
オキクルミは普段より低い声で叫んだ。

常闇の攻撃を打ち返し、攻撃が止むその一瞬に彼は人の姿に戻った。
次の瞬間。彼等が居た場所は常闇によりたたきつぶされた。
「!!オイ!!」
イッスンが叫ぶ。
だが間一髪、オキクルミは気を失ったウシワカを抱えて攻撃を避けていた。
その時、常闇の体がひらき、まがまがしい本体が現れた。
「来るぜ!!」
あれは放射の前兆だ!
オキクルミはとっさにクトネシリカを地に突き立てた。

強烈な熱線が、クトネシリカを起点に二つに分かれる。
「…っ!!」
そして光がおさまる。何とかしのげたようだ。
「オィ!早くしろォ!!」
イッスンが叫ぶ。
崩れかけた足場を渡ってたった今、向こう岸にたどり着いたアマテラスが幾度も吠える。
ヤマトの入り口には虹の橋が架かっている。
オキクルミさん!!皆は無事です!急いで!!」
カグヤが箱船の前方に浮かぶ操縦席から身を乗り出した。

しかし熱線の衝撃を受け、建物の本格的な崩壊が始まってしまった。
数百年間、常闇に乗っ取られていたこの城も、ついに瓦礫と化すのだ。
このままでは、飲み込まれる!
オキクルミは剣を収め、ウシワカを抱えてわずかに残った足場を駆ける。
だが常闇は縦四片に分かれ、周囲に襲いかかった。
それは意思のない攻撃だった。標的を認識せずに、破壊をする為だけの。
そしてその攻撃は、足場をメチャクチャに破壊した。

二人が宙に浮く。
その時、アマテラスが飛び出した。
「アマ公!!画龍!!」
額のイッスンが叫ぶと同時に、消えた足場がよみがえる。

「よし!!」
オキクルミが走る。
「ワン!」
アマテラスはオキクルミを呼ぶように一吠えし、ヤマトに乗り込んだ。
「やべェ!!橋が!」
建物の崩壊と共に虹の橋が、消える。

間一髪で、オキクルミは箱船に飛び込んだ。
「出せ!!カグヤ!!」
すぐ起き上がり、叫んだ。

扉が完全に閉じ、箱船は動き出した。
急加速し、月を離脱する。
タカマガハラへ。

船内の誰もが、膝をつき、荒い息を吐いていた。
ただ一人、血を流し、冷たい床に横たわったままのウシワカを除いて…。

 

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