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絵、時々文章なブログ(姉)

sungenのブログです。pixivデータ(主に文章)の保管用ブログ。オリジナルイラスト、小説がメイン。


sungen(pixiv genペア)のブログです。


アート、デザイン、漫画、イラスト、小説について語ったり、作品をアップロードしたりします。
漫画、絵、文章を書きます。二次創作は大神。
長編小説はヘッダのシリーズまとめから探すと楽です。







■盟友⑫ クロウ2(完) 【大神】【長編】

※ アホ注意☆本編が終わったとたんにコレだよ!

■盟友⑫  クロウ(完)

 


「クロウ!…やっぱりクロウだわ!!」
カグラが叫んだ。
女学者さんは涙ぐんでいる。

深夜、両島原の沖合いに存在する孤島の一つに。天から流れ星が落ちた。
その様子をカグラは偶然見ていた。いや、何かを感じたのかもしれない。
直ぐに都の学者達をたたき起こし、やっとの事でこの場所にたどり着いた。
その頃には太陽が真上へと昇っていた。

「ああ、クロウさん…!」
女学者さんがロケットの中のクロウを抱きしめた。
彼が詰め込まれていたのは以前の物よりかなり小さい、タケノコを模したものだった。
子供一人が乗り込むのが精一杯の。だが、それで十分だ…!
彼等は落下の衝撃か、着物も少しぼろぼろであちこちに擦り傷をこしらえていたが、しっかり呼吸をしていた。

「ダサクマ!あんたよくやったわね!!最高よ!」
「ワンッ!」
カグラは、一足先に目を覚まして、ちぎれんばかりにしっぽを振っているチビテラスを撫でまくった。
思いっきり抱きしめ、頬ずりする。

きっと、この子が何とかしてくれたのだろう!!

喜びに涙があふれた。

「う…」
その時、クロウが頭を押さえ、身じろぎをした。
目を覚ます気配に女学者さんがあわててクロウを若草に横たえる。
「クロウさん…!」
「…?」
クロウが目を開ける。しかしまぶしさで何も見えない。
頭を押さえたまま、なんとか自力で起き上がり、左右を見渡す。
まずぼやけた視界に入ったのは左の大海原だった。
「海…ってまさか、ここは…ナカツクニかい!?…いてて」
そして、頭を押さえる。
「クロウさん、大丈夫ですか!?」
「その声は…学者レディ…?おや、カグラ!?」
「クロウ!良かった!!」
右を向いて女学者を認めたら、反対側からカグラに体当たり、いや抱きつかれた。
「??…ミーは一体…?たしかウシワカと…」
クロウはだんだん意識がはっきりしてきた。
そうだ、あの時。

「ソーリィ!!クロウ!アハハ☆」

バッコーン!!

…ウシワカに何か堅い物で思いっきり殴られたのを覚えている。あれはきっとピロートークだ。
その辺りを触ってみると、タンコブになっていた。一応申し訳程度に絆創膏が貼ってあるのが余計ムカツク。貼るならもっとちゃんと貼れ。
ふと、懐に違和感を感じた。
見ると、見覚えのあるペンダントが入っていた。
手にすると光り出し、メッセージらしき物が映し出された。どや的顔写真つきで。

『ファイト!!クロウ☆』


フフフ、笑ってやがるね。

「ウシワカぁあああああ-!!!」

ついにクロウはぶち切れた。
その日、ナカツクニに新たな厄災が訪れたとか…。

〈クロウ編☆おしまい〉 

 

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