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絵、時々文章なブログ(姉)

sungenのブログです。pixivデータ(主に文章)の保管用ブログ。オリジナルイラスト、小説がメイン。


sungen(pixiv genペア)のブログです。


アート、デザイン、漫画、イラスト、小説について語ったり、作品をアップロードしたりします。
漫画、絵、文章を書きます。二次創作は大神。
長編小説はヘッダのシリーズまとめから探すと楽です。







■盟友⑬ おまけ 【大神】【長編】

カイポク救済。しかしアホ…。

■盟友⑬ おまけ

 
「あつい…」

オキクルミはそうさっきからずっと言っている。…手にはうちわが握られている。
「ああ。そうか、ユーはカムイの出身だっけ?ソーリィ忘れてたよ」

ウシワカは思い出したようにそう言った。実際忘れていた。
ここタカマガハラの気候はオキクルミに向いていないようだった。
「うーん、もう百年もすれば慣れるんじゃないかなぁ?」
「その前に死ぬ。何とかしてくれ…面が蒸れる…クーラーつけてもいいか?」
そう言って『エアコン』の、『リモコン』に手を伸ばす。しかし
「ノー。クーラーつけて剣の稽古なんて。クトネシリカが泣いてるよ!」
ウシワカにばっさり切られてしまった。しかも
「今日の何処が暑いのかなぁ?ユーって大げさじゃないかなぁ?アハハハハハ!」
なんて笑われた。オキクルミは黙り込んだ。そして
「…カムイに帰る」
ぽつりとつぶやいた。
「えっ」
「雪が恋しい。シャケが食べたい…」
そうオキクルミはつぶやきフラフラと何処かに向かい歩き出した。
青くなったのはウシワカだ。これはさすがにまずい。鍛錬どころでは無い。
何とか暑さ対策をしてやらなければ…
「…あっ、そうだ!」
その時、ウシワカは思い出した。
「あるよ!山が!」
そう、ウシワカはすっかり忘れていたが、タカマガハラには山がある!
上の方はだいぶ寒そうで、確か雪も積もっていた。シャケっぽい妖怪?もいた気がする。
「何!!そこに行く。いや、そこに住む!!」
話はトントン拍子に進んだ。
そのあたりは放ったらかしで、妖怪がまだうろついている。が、逆に鍛錬にはちょうど良い。オキクルミは、夏の間はそこに住み、必要な時には山から下りて来たら良い。どっかのアルプスのおじいさん的な感じで。必殺技の予言があるから楽勝楽勝!電話もいらない。

と言うことで、オキクルミは山の住人となった。
「ついでにカムイの人も呼ぼうか」
ウシワカの親切な計らいで、カイポクと、たまに暇になったサマイクルが呼ばれた。
カイポクとオキクルミは一緒に住むことになった。
オキクルミは歳を取らないが、お面もあるしまあ大丈夫。彼はもともと細かいことを気にしない性格だ。

しばらく詰め込んでおけば、キュートなベビーが見られるかもね!レディがいいなぁ。
ウシワカは自分のナイスアイディアにご満悦だった。

しかしどちらが遊びに行くかでもめ出すのは、すぐ後の事だった。
「ここ、寒すぎだよ!!」

―タカマガハラの夏は過ぎていく―
                                                              〈おわり〉 

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