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絵、時々文章なブログ(姉)

sungenのブログです。pixivデータ(主に文章)の保管用ブログ。オリジナルイラスト、小説がメイン。


sungen(pixiv genペア)のブログです。


アート、デザイン、漫画、イラスト、小説について語ったり、作品をアップロードしたりします。
漫画、絵、文章を書きます。二次創作は大神。
長編小説はヘッダのシリーズまとめから探すと楽です。







■箱船ヤマト3 タカマガハラ② 【大神】【長編】

ウシワカは旧アマと遊んでたんだから結構強いはず。このシリーズはこんな日常ほのぼの路線で少しずつ進みます。アマテラスとウシワカの関係はずっとグレーです

※次の次くらいから天神族達も普通にセリフあります。

 

■箱舟ヤマト3 タカマガハラ②

ミーは宙に浮き上がった。月では驚かれるのであまり出来なかった戦い方だ。
でも、本当はこの戦い方が得意だった。
アズミ達が驚きつつも、かなり離れたところで心配そうに見ている。
「月の方!アマテラス様はフデワザを使います!」

アズミが言った。
ミーは、おそらくあのインクでマルを描いた術だろう、と当たりを付けた。
フデ、というのはおそらく月の陰陽道でも使用したあの筆記具…のことだ。アマテラス君はそんな物を持っているのか?
その時、空気が、上下に分かれた。
「!?」
無意識に防ぐ。
今、何か神通力を感じた。防護の術を使っていたため、ダメージはない。
そうか…時間をずらして攻撃をしているのだ。
おそらく別の空間を利用して。
…フデワザ、それが、フデガミ…筆神の、スキルという意味なら、おそらく何種類も有るのだ。
どうやら戦闘に関する言語は、月の陰陽道と似ているところがあるようだ。昔交流があったのか、あるいはこちらが発祥地なのかもしれない。

「…あのしっぽか」
先程と、昨日マルを描かれた時にも、しっぽが揺れていた。
「はぁああぁ!!」
ミーは打ち込んだ。アマテラス君の武器はおそらく!
バキィ!!
このカガミ!アマテラス君がミーの攻撃を打ち返す。
炎を纏った鏡が連続でミーを殴打する。
試しに受けたが攻撃力は大した物ではない。直ぐミーも打ち込もうとする。しかし
「!」
立て続けに、弾丸のような物が連続で打ち込まれる。
とっさに飛んで避ける。
「はぁっ!」
身をひねり、そのままそこを起点に半回転し切りつける。
しかし、アマテラス君は高速で回転し横に避けた。そのまま走り距離を取る。
あの弾丸は、避けてしまえば問題ない。
カガミの射程は狭い。大きくなぎ払う為スキも大きい。
ミーは、飛び、真上から斬りかかる。連続で、それより早く切れば良い!
!!
防がれた!?
これは!カガミ!?しかも、さっきと色が違う!
「チ!」
そのままカウンターに巻き込まれそうになったが、素早く後方に飛んで事なきを得た。
なるほど、あのカウンターは、やっかいかもしれない。
しかし、武器もまさか十数種類あるのか?

「ウシワカさん!フデワザは十三種類!アマテラス様の武器は十五種類あります!!お気をつけて!」
アズミが心配そうに叫ぶ。
え!?ありすぎ!!!…ミーはそう言えば今、光剣一本なんだけどなぁ!
「アハハ!!オーケー!」
ミーは、アマテラス君の攻撃を避け、木の幹を蹴った。
その直後にその木が切り倒される。
空に浮いたまま高速で回転し、剣先を向けアマテラス君に向かって突進する。
なんか変な玉みたいな物のすさまじい爆発もついでに回避する…爆弾か。導火線があった。
「ギャイン!」
アマテラス君が叫ぶ。あ、今の声いい!
態勢を整え、そのまま数回切りつける。
「え!!?」
いきなり、木が生えた!ガードか!?
「っ!!?」
!大技が来る!時間のずれを感じる!
ミーはとっさに結界を張った。

巨大な火の玉が顕れ、辺りを燃やし尽くす。なんて威力!結界越しにも熱を感じる。
「って、イイのかい!!?」
あ、羽衣が焦げた!!
そう思いつつも、ミーは攻撃を止めない。
大技を使えばスキも大きい。アマテラス君の模様が消え、武器も消えている。
エネルギー切れか。
この炎が消える前にカタを付ける!あと一撃!
その瞬間、光が集まりカガミが顕れる。
あ、今ズルした!!エネルギーが即座に回復している。
しかも、突然の突風?だが、攻撃力は無い物のようだ。
「フフフ!甘いよ」
ミーはその風利用し、アマテラス君を宙返りで飛び越え、後ろに回り込む。
「!」
アマテラス君は、本当に嬉しそうに、カガミを構えている。
…じゃあ、食らってあげようかな?

カガミの力に、巻き込まれ、ミーはアマテラス君共々浮き上がる、アズミ達は悲鳴を上げた。

ミーは地面に叩き付けられた。

■ ■ ■

「月の方!大丈夫ですか?」
ミーが地面に叩き付けらるのを見て、真っ青になって駆け寄ってきたアズミ達が言った。

ミーは起き上がって言った。
「いたた。まあ、お互い小手調べ程度だし。うわ、羽衣がちょっと燃えちゃったなぁ…」
ミーは、まあ当然地面にぶつかる寸前にガードしていた。
あのカウンター、結構面白い。まともに食らったら結構なダメージだ。
羽衣を頭から外して見るミーの様子を見て、皆大変ほっとしたようだ。
何だかよく分からないケド凄い!と言った感じに拍手された。

「まさか、アマテラス様とこんなに立派で喧嘩を引き分けしていただけるなんて…良かったですね。アマテラス様!」
「ワン!ワン!」
アズミは少しピントがずれた言葉になるくらいびっくりしていた。
スサドも、なにか言っている。アズミが何か訳す。
「モズ落としを食らって平気そうにしているのは凄い、早くてよく分からなかったけど、って言ってます」
それはそうだろう。さっきのは、時間にしたら二十秒足らずだ。

それにしても、今までアマテラス君は退屈だったろう。さっきから、もう一回!もう一回!とミーの袖を引っ張っている。
でも、まあなかなか楽しかった。これから楽しめそうだ。
アマテラス君も、しっぽを振って、ワン!と吠えている。
モズ落としにつきあったお礼を言っているのだろうか?
ミーは笑って言った。

「確かに、あの派手なカウンターが決まったら、楽しいだろうね!フフフ。ユーって凄い。アマテラス君、フデワザって、どんな物があるんだい?十五の武器って何処にしまってるの?…あ、エネルギーの回復も出来るんだっけ?アハハ!」
「…ワウ?」
あ、とぼけたね!でもミーは見たよ。アレはきっとエネルギーを無制限にする物だ。
アマテラス君の神通力の性質が変化するのを感じた。

「アハハハ!まあ、お互い小手調べ、って事で。いいか」
ミーは笑った。
その後、再戦の前にアズミ達に筆技にきちんとついて教えてもらった。さすがにこのままじゃ、こっちが不利だし。

筆技について色々聞いたけど、中々興味深い技だった。
空間を紙に見立て、そこに神通力を持ったインクで技の陣を書く。

…と、言うことは、自分の視界全てに使える…かなりの広範囲に及ぶ技だろう。
インクはアマテラス君自身のエネルギーも兼ねていて、それが切れると、筆技も、武器も使えない。
武器は三種、十五個。
鏡、マガタマ?って言う物と、刀。上位の物になればなるほど強い。
しかも、メインとサブとか?で同じ物でも効果が違うらしい。

色々装備して見せてもらったけど、最上位の物は、今のミーでは、正直受けきれない。
神には成長という概念がおそらく無く、アマテラス君自身の強さは、変わらないのだろう。
だからこういった仕様になっているのだ。なるほど、確かに理にはかなっている。
さっきの武器は、一番ランクが下の物だ。一応、初めてだし気を回してくれたらしい。

…でも、ノーマル武器でも普通死ぬと思うよ?

まあ、追々、上位の武器にも慣れていこう。
やっぱり、思いっきり戦える相手がいるっていいなぁ。
ランクでの性能の差も調べていきたい。剣とも戦ってみたい!

そう言えば、やはりフデガミそれぞれが力を持っているらしい。
アマテラス君自身が司る光明、ミーの着物を直してくれた画龍、全てを断ち切る一閃、炎を操る紅蓮、疾風、時間をおそくするキリガクレ…他にも見せてもらった。
ホントに十三もあるのか…!その多彩さには驚いた。
しかしこれは、…はっきり言って何でも出来る。さすが大神。全知全能っぽい。

…ン?唯我独尊の数珠だって!?ノー。それは反則だよ!!ミーはこれでも人間だし。

この辺りを燃やしてしまったのは紅蓮の上位技で爆炎と言うらしい。
アズミにしかられていた。ハクバは気にしていないようだった。
あれ、そう言えば…と思い聞いたところ、木が生えたのも筆技の派生技みたいな物らしい。

ミーは、一通りの説明をしてくれたアズミに言ってみた。
「もしかして…筆技自体はアマテラス君以外の他の人間にも使えるんじゃないのかい?それとも、フデガミの許可が必要になるのかい?」
空間を操る術は、それほど得意では無いがミーもいくつか使える。インクの性質を何かに置き換えればミーもあるいは…?
アズミは心底驚いているようだった。
「…ウシワカさんは、本当に凄いのですね。ええ、たしか書庫でそう言った記述を見た事があります」
曰く、画家など筆を使える者だけがその術を体得できた、とあったらしい。

…うわ…じゃあ無理かも。ミー、実は、絵はぜんぜんダメなんだよなぁ…。

ミーだって苦手な事も少しはある。…まだ若いんだし。
でも書庫があるのか。言葉が読めるようになったら是非見せてもらおう。

その後は結局、散々アマテラス君と打ち合った。
楽しい。
「アハハ!!」
ミーは笑っていた。

どうやら放りっぱなしで大丈夫。
そう分かったアズミたちは、池で夕食の魚を釣ったりしていた。

■ ■ ■

夕刻。ミー達は建物に戻った。
少し破れた羽衣はアマテラス君が画龍で直してくれた。
ミーは適当に床に座りアマテラス君を膝に乗せて撫でながら、ふと聞いた。
「アズミ、ミーは今日も同じ部屋で休んで大丈夫かい?」
あの部屋は、主寝室のようだった。
他の部屋より広いようだし、場所も、広間の両脇にある階段を上がってすぐ正面だ。
部屋の前には広いスペースがあって、大きな絨毯が敷かれている。
内装も格調高く、寝台も立派。一人用の浴室や厠まで付いていた。
…一介の月の民にはもったいないのでは?
そう言うミーにアズミは笑った。

「良いんですよ。あの部屋は実はアマテラス様の為の部屋なんです」
スサドが気合い入れてしまって。
と笑う。

アマテラス君も一応ごくたまに使うらしいが、誰も使っていなかったので、大変丁度いいとばかりにミーを案内したようだった。
「もしアマテラス様がお休みにいらっしゃったら、入れてあげてくださいな」
そう言われたので、ミーがそのまま使うことになった。
「じゃあお言葉に甘えて。アマテラス君もいつでもおいで」
この時うっかりミーはそう言ってしまって、後に少し後悔する事になる。
「ワン!」
アマテラス君はわかった!とばかりに無邪気に吠えた。

ミーは、食事を待つ間、アマテラス君を観察してみた。
今、アマテラス君は、調理場でハクバの周りをうろついている。
あの魚を、隙あらば胃袋に入れるつもりなのだろう。
ハクバは警戒しつつ、副菜のスープを作っている。
やるなら、今だよ!
ミーはハクバが味見するのを見て思った。
アマテラス君が、飛びかかろうと…
「アマテラス様!邪魔しちゃいけません」
アズミに注意されてしまった。
クウーン、と項垂れる。さすがにアズミは心得ている様だ。
アマテラス君が、こちらに来た。
アズミの前に座る。
「つまみ食いはダメですよ。わかりましたか?」
しかられた。
アマテラス君は、耳を倒し、しっぽを、ぱた、と一つ振った。
どうやらこれも、分かった。という事らしい。

ミーはなんだか微笑ましい気持ちになった。

でもその後、アズミからお菓子をもらっていた。
…コレが本当の目当てでさっきのはわざとか。…意外とちゃっかりしている。
「アハハ!」
実は策士なのかい、ユー?

■ ■ ■

食事後、ミーは広間でアズミに言葉を教わった。
ハクバとスサドは片付けだ…。アマテラス君の分がとてつもなく多い。
ミーも次から手伝おう。
マルコはアマテラス君とどこかに出かけていった。

「アズミ。ユーは、どうして月の言葉が話せるんだい?おかげで助かったけど…」
とりあえず一番の疑問を聞いてみた。
敬語は良いと言われたので、普通にしゃべる。
「実は、かなり昔に月の方がいらした事があったらしいんです」
タカマガハラ、そうだ、ヤマトの経路を見たが、距離自体はかなりあったものの、月の技術なら半日ほどで行ける距離だった。しかしその割に、なぜか皆、月ではその存在を知らなかった。
絵本や伝承はあった。しかし、もしかしてそんな國があるかもね!イヤあったらファンタスティック!…というくらいだ。
ミーもタカマガハラと言う固有名詞さえ知らなかった。
…まあ、どうせ月の王族が秘密にしていたのだろうが…。

「どんなピープルだったんだい?」
ミーは聞いた。ちなみに、ミーが話しているおかしな言葉は、月の王族の人間が話す訛りのような物だ。と言ってもミーの両親くらいしか使っていなかったが。カグヤ達は普通だったし。
…中々ナイスだと思うんだけどなぁ?どうして流行らないんだろう?
「それが…実は」
アズミも知らないのだという。

「天神族は月の方達と同じくらい…。およそ千年は生きますが不老不死ではありません。以前、私達の前にアマテラス様のお世話を一人でなさっていたご老人に教わったのです。ココは平和であまりやる事がありませんから、皆何か趣味の様な物を持っているのです。…私は幼い頃から、本を読むのが好きで、書庫に入り浸っていました」

ミーは、驚いた。てっきり天神族は不老不死だと思っていたのだ。
そう言えば、ヤマトの周りには確かに老人も、子供もいた。
そう言うと、アズミは笑った。
「その方が腰を痛めて引退なさった後に、神通力のあった私達が代わりに選ばれたのです」
「なるほど…。その方は、もしかして、今は…もう?」
かなり昔、と言っていたので、もう亡くなっているのか?
アズミは頷いた。

「天岩戸にお帰りになられました…」

天岩戸…。帰る?そういう死の表現だろうか?
ミーが不思議そうにしていると、アズミは微笑して続けた。
「天神族は、自分の天寿を悟る事が出来ます。その時になると、天の岩戸に行きます」
そして、しかるべき時間の後に子供からやり直すことができるのだと言う。
「えっと…転生?」
「ええ。…ただ、私は生まれてくる方のことを知りませんから、きっともの凄く長い時間なのでしょう」
アズミは少し悲しそうにした。
それを見たミーは、何となく思った。

…こんな事、言っていいのか分からないが、と言ってから聞いた。
「…アズミ、ユー達は、もしかして、以前の事を忘れて…?いや…覚えて居ないのかい。だったら…それはやっぱり、転生とは言わないのでは?」
意外にもアズミは、にこやかに笑った。
「ええ。そうですね。でも大昔の記憶がはおぼろげになってしまうのは、今の私でも同じです。それに、大切だった物や、身につけた技術や知識はちゃんと残っているのですよ…。天神族なら誰もが知っています。…例えば、そうですね」

「私は、読書くらいしか趣味が無いのですが…」
アズミはふと立ち上がった。広間の空いた空間に行く。

そして、息を吸った。羽を広げる。

綺麗な、声が響く。
「…!」
その歌は、全く聞いた事の無い調べだった。
月の音楽とは違い、明るい。
日の光を浴びているようだ。

ブラボー!」
歌い終わったアズミにミーは惜しみない拍手を送った。
「凄い!…こんな綺麗な歌、初めて聞いたよ。本当に上手だ!」
アズミは照れているが、嬉しそうだ。
「この歌は、私が生まれた刻から、歌えたのです。それに、昔の事をそれなりに覚えている方もいるんですよ。ハクバがそうだと言っていました。フフフ、彼女は面白い人ですよ」

記憶や技術の継承ができる…それなら、同じ人物と言って良いかもしれない。

ミーは微笑んだ。
「なるほど…、天神族って続いているんだ。ハクバか。言葉を覚えたら、彼女とも話してみたいな…」
アズミと席に戻る。
「そう言えば、アマテラス君やフデガミはやっぱりずっとここで生きているのかい?」
思い出していった。
天神族は何となく分かったが、…この國の神様はどうなんだろう?
「おそらく、そうだと思います」
アズミは言った。
「へぇ…グレイト。あ!」
ミーは疑問を思い出した。
「そうだ、ユー達、アマテラス君の言葉が、もしかして分かってるのかい?それとも、長く一緒にいるから何となく…って感じなのかい?」
昨日から、これが聞きたいと思っていたのだ。
興味たっぷりなミーの様子に、答えるアズミはわくわくしている様だ。
「…ふふふ、言葉は分かりませんが…」
「が?」

「実は、なにやら文字が浮かぶのです」

「え?」
ミーは、思わず聞き返した。
文字?
「…どんな感じなんだい?」
アズミは凄くうきうきしている。
「皆、不思議には思っていたはずです。でもそういうものと思っていましたが…やはり、月の方は違うのですね!あ、ハクバ!スサド!」
ちょうど片付けを終え、それぞれ何かしていた二人が、ウシワカの様子を見に広間に出て来た。
「nanndai?azumi」
「yappari,mietenakattamitai!」
「wa-!naganennnonazogatoketawa!」
三人は何かバサバサ羽ばたいて盛り上がっている。
皆、ミーを囲んでガタガタと座った。
「昼間、覚えてますか?アマテラス様が、その頭の飾りを渡された時の事?月の方から見てどんな感じだったか、教えていただけますか?」
言われて首を傾げた。えーと?何を言えば良いんだろう?
「うーん、えーと、ちょっと迷って…たような?」

「そう、そうなんです!!あ、すみません」

アズミは、はしゃいだ。ミーにぱたぱたと羽が当たった。
「ハハ。いいよ」
ミーも何だか面白くなって来た。
「あのとき、私達の目にははっきりと、『ウシワカに羽衣をあげる…?あげない?』というアマテラス様のお言葉が見えていたのです。緑の三角付きで!」
緑の三角?
「それに、受け取ったら、幸玉が!」

どうも、よくよく聞くと、アマテラス君の言葉や、考えが、字幕のような物として、実際に見える事がある、…と言う事らしい。ミーには良く分からなかったが…。
緑の三角はアマテラス君の意思だそうだ。
どういうことだろう…??
さっぱり分からなかった。ミーは首を傾げたが、まあアマテラス君の眷属ならではの技だろう、と思う事にした。
「幸玉は、人が幸せを感じたりしたときに出るもので、アマテラス様の神通力の源なのです」
それも、天神族には見えるらしい。なるほど。さすが眷属!グレイト!
どうやら、自分はダダ漏れだったらしい。ヤマトで降り立った時から、いきなり。
「それで、皆、あの時笑っていたんです…。すみません。微笑ましくって…ああ。きっと、この人はすごくいい人なんだろうなぁ、そう言う感じです」
とアズミは言った。
そう、ニコニコ言われては、どうしようも無い。ミーは苦笑した。
「フフフ。でも、なんだかファンシーでナイスだね」

月も、そんな風に幸玉が見えたら、もう少し…、平和だったのかもしれない。

ミーはそんな事を思った。
その後、ようやく目的を思い出したミー達は、勉強をはじめた。

〈つづく〉 

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