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絵、時々文章なブログ(姉)

sungenのブログです。pixivデータ(主に文章)の保管用ブログ。オリジナルイラスト、小説がメイン。


sungen(pixiv genペア)のブログです。


アート、デザイン、漫画、イラスト、小説について語ったり、作品をアップロードしたりします。
漫画、絵、文章を書きます。二次創作は大神。
長編小説はヘッダのシリーズまとめから探すと楽です。







■JACK+ 怪談 2章 子供時代① 【番外編】【ダンスパーティ】

■JACK+(オリジナル) 小説

なぜ今日はアクセス数が120もあるのだろう??いつもの四倍です。四度見しました。何も更新してないのですが…謎ですね!ありがとうございます。

さてJACK+怪談、2章が始まりました。唐突に(^^;)今回は短編詰め形式です。進まないようでいて、しっかり話を進めるのが私流です。なんて言ってみる。やっぱり展開とか、進歩があると読んでて楽しいですよね。子供時代、そしてその流れを汲んで高校編、と行くつもりです。また高校編とか表紙変えたいですね☆

ダンスパーティー ☆Dance party☆(sungen) - カクヨム

JACK+ 怪談 なんとなく2章開始(sungen) - カクヨム

【本文字数 3460文字】

20160131154223

 

JACK+ 怪談 2章 子供時代①

 

『前書き』

 

…これは俺が、まだ子供の頃の話だ。

 

何かとかぶってたら、ご愛敬。

だって、世界はいつでもブレブレだろ?

 

ほら、カラスもそう言ってる――。

 

 

■ ■ ■

 

 

『出席』

 

速水、おはよう。

…おはよう。

声を掛けられて、そう言って、俺は席に着いた。



時刻は8:19分。もうすぐチャイムが鳴る。

ここは三階。俺の席は窓際で、グラウンドと校門が見渡せる。

 

今一人のクラスメイトが、走って来た。

キーンコーンカーンコーン。

ガー、ガー。

 

あ、チャイムが鳴った。ついでにカラスも鳴いてるな。

あいつはまだ門の外だ。

凄い走ってるけど。間に合うかな。



「出席を取るぞ」

 

だけど俺のクラスは全員そろっていて、出席は何事も無く終わった。

 

「あれ…、あいつ」

あいつはグラウンドの、どこにも居なかった。

 

 

 ■ ■ ■

 

 

『逆さ首』

 

 

「速水、次、プールだぞ!さっさと着替えろよ」

「あ、そうだった」

前の席のクラスメイトに言われて、俺は後ろのロッカーから水着を取った。

男子は教室で着替える。女子はプールの更衣室。



「…あれ?」

 

……今、めっちゃ首回ってなかったか?

 

 

■ ■ ■

 

 

『真似っこ』



「~からすがないたらかえりましょう♪」

 

    「―からすがないたらかえりましょう~」



…真似っこされている。

誰だろう?

 

俺は振り返えったけど、誰も居ない。

 

「うーうー?」 

 

       「―うーうー~」

「ら~、らー♪」

 

     「―ら~、らー~」

 

誰だよ、お前。

俺は少しむくれた。



カッコー、

――ちょうど鳥の声が聞こえた。腹いせに真似しようかな?

かっこう、って俺がまた言って。真似されて?

 

「カ…」

俺はあほらしくなってやめた。



ふと立ち止まる。

 

カッコウ

 

 

「…あ、カッコウが鳴いたら、雨が降るのか」

そう言ったら、本当に、急に降り出した。

 

 

■ ■ ■

 

 

『佐藤さん』

 


急に雨が降り出して、俺は慌てて走った。


カランカラン。と扉を開けて、避難する。

「あ、朔おかえり。急に降ってきたね」
カウンターには隼人がいる。

「うん。あー、すごく濡れた。隼人、…誰がか俺の真似して、カッコウが鳴いて雨が降ってきた…」
俺は帽子を脱いだ。隼人は少し首を傾げた。
「?そう。タオルいる?」「大丈夫」

速水朔。
それが俺の名前。ごく普通の小学五年生。

ここは、雨宿りに入った、おなじみの喫茶店、『Blue Bird』。
ルリツグミって読むのが本当らしいけど、みんなブルーバードって呼んでる。
地元の高校生になった友達の隼人は、ここでバイトを始めた。

隼人は黒髪ショート、前髪はふわっとしてて、後ろの髪はシュッとしてて、毛先は天然パーマ?切れ長のタレ目で、背もそこそこ高くて、美形。
俺からしたらすごく大人っぽい。
今は白いYシャツを着て、お店のエプロンをしてる。

外は…雨がすごく降ってる。
冷房で少し寒くなって、やっぱりタオルを借りた。

「サンキュー。なあ隼人、傘持ってるだろ?…けど、一緒に帰れないよな…」
隼人が置き傘しているのは知っている。隼人のシフトも把握済み。
…今日は確かラストまで。

無理だろうけど、一応聞いてみた。

「うん。今日、僕はラストまでだし…。やっぱり佐藤さんを呼んだ方が良いんじゃ無いかな。ほら、この前みたいに…神隠しにあったら大変だ」
「だよな…」
俺は溜息をついて、親父にぶたれた事を思い出した。

平日の、この時間はあまりお客さんが居ない。今いるのは常連さんが一人。
ちょうどお会計を終えて帰るところ。雨だし、今日はもうお客さん来ないかも?
これでこの店は大丈夫なのか――それはもちろん、二号店とか三号店が大繁盛しているから大丈夫。けどこの店だけはいつも閑古鳥だ。

「…じゃあそうする。佐藤さんか……」
乗り気じゃない俺はまた溜息をついた。子供用の携帯を取り出す。

――どうやらこの界隈には、お化けが沢山いるらしい。
今日はけっこう沢山でた。

ガァー…。ガー。ピューチちち…。
そして鳥達も沢山いる。今日はカラスと何かよく分からない小鳥?が何羽か雨宿りをしている。


鳥の声。

これは昔から俺だけに聞こえる鳴き声で、病気らしい。
たまに頭も痛くて、俺はとても困っている。

…さっき聞こえたカッコウの鳴き声、あれは雨が降る合図だ。
振り返っても――もちろんそこには何もいない。別に害は無いけど。いつもあいつら騒がしい。

…家族はもちろん、この病気の事を知ってる。
隼人は知らない。
いつかは隼人に話さないといけない。ずっと隠してはおけない。
それは分かるけど。まだきっと大丈夫…。

……悩みは尽きない。

「んー…」
俺は難しい顔をして、カウンターの側に立ったまま、『佐藤さん』にメールを打った。


『すみません。カッコウが鳴いて雨が降って、何か色々ヘンなので迎えに来て頂けませんか?』


そして、邪魔にならないように、カウンターの一番端っこに座って、頬杖をついて、しばらく隼人が働くのを見ていた。

「なあ隼人」
鳥の事は置いておいて。

以前から…不思議な、これお化け?妖怪の仕業?という事はたまにあった。
けど、近頃増えてきた気がする。これは…どう言う事だろう?
隼人なら分かるかも?

ちょうど隼人がカップを拭き終わった。
「なあ、隼人、おば」「何だい。あ、今日は何がいい?いつものでいいかな」
ここで飲むときは、隼人のラテアートの練習になるように、いつもデザインカプチーノを頼む。
「あ!うん!―カラス描いて!お金はツケといて」
ワクワクしながら俺は言った。

言いそびれた――まあいいや。飲みながら話そう。

…俺はツケ、つまり月の終わりに小遣いから、まとめて珈琲のお金を払ってる。
この店はたまに常連さんがそうしてるから、マスターに聞いてみたら…いいよと言われた。

なぜそうしてるかと言うと、小学生は、お金を学校へ持って行ってはイケナイから。

高校生の隼人とばかり遊んだらいけなかったり、一人で電車に乗ったらいけなかったり。
犯罪に巻き込まれたら危ないって、まあそれはよく分かるけど――。

「ハァ」
早く大人になりたいな。…ちゃんと大人になれるか不安だけど。

「お待たせ」
「ありがとう、あ。すごい!」
俺は言った。ちゃんとカラスだ。
四月…隼人がバイト始めた時はもちろん下手だったけど、最近、凄く上達した。
「うん、練習したんだ」
隼人が笑う。

「俺も頑張らないと…あ」
そうだった。忘れるとこだった。
隼人にお化け?の事を聞こうと思ったんだ。

「なあ、隼人……去年は二回?くらいだったけど…最近、変な事が多」
「おお、来たのか」
「あ、マスター!お邪魔してます」
俺は笑って頭を下げた。この店のマスター、磐井さん。
俺はこの店にしょっちゅう来てる。

宿題があるときは奥でやらせてもらうし、店が休みの日は隼人と一緒に珈琲の煎れ方を練習させて貰う。
マスターはまだ子供の俺にも丁寧に教えてくれる…。
…この店はとても緩すぎて心配だ。

「雨宿りか。急に降ってきたよな」
「…ごめんなさい」
俺は少し謝った。もしかして俺のせい?

「??まあ、もうすぐあがるだろう」「朔のせいじゃないと思うけど」
マスターが首を傾げて、隼人が苦笑した。

「うん。偶然――」
俺は笑った。珈琲を飲む。

カランカラン。

「佐藤さんだ」
振り返って。席を立つ。

「じゃあな、隼人、マスター、さよなら」

■ ■ ■


外は小雨になっていた。

店の駐車場に、黒に近いグレーの車が停まってる。佐藤さんの車だ。

佐藤さんは本家の運転手みたいな人。病院の送り迎えとかしてくれる。
いつもスーツで、白い手袋してる。

ええと、色の濃いめの茶髪で、ショートカットで、真ん中分けで、右側の耳の前の髪を、顎くらいまで伸ばしてる。たぶん未来の隼人とおなじくらいの美形。
…優しい人だけど、姿勢もしゃきっとしてるけど、なんか暗い?
ずいぶん背が高いから、そう思うだけかな?
俺はいつも見上げてる。

親父は困ったら、何かあったらとにかく、佐藤さんを呼べっていつも言う。


いやだから『何か』って何?


俺はそう聞き返すけど――肝心なそこを聞けた試しが無い。
丁度トラックが通りかかったり、茂みからねこが飛び出してきたり。
お手伝いさんがふすまを開けたり、突風が吹いたり。

…そもそも、何がヘンなのか、よく分からない…。
だって…最近は全部変だし…。

「お待たせしました」
「佐藤さん、ありがとう…」
俺は誰も見てないか、キョロキョロした。
ただでさえ俺は…兄貴が『金持ちの馬鹿息子』とか言われてるのに…。
クラスメイトに指さされるのはやっぱり嫌だ。

…良かった誰もいない。
俺はさっさと乗り込んでドアを閉めた。


「あ」
車に乗って。
――だいぶ後で、俺は、隼人にまた相談しそびれた、と思った。

 


また明日『Blue Bird』に行こう…。

 

■ ■ ■

 

 

『幕間』JACK



――(くすくすと笑うJACK)

 

こんばんは、皆さん。

今宵もカラスが鳴いている…。

 

(どこかの洋館。ここは彼の住処らしい)

(部屋は暗く、明かりはテーブルの蝋燭だけ。JACKは肘掛けのついたアンティークな椅子に、格好付けて座っている…)

 

さて。小学五年生の、速水少年。

彼はようやく、自分の体質を気にしはじめて来た。

 

全く、あの子はのんびりというか、うっかりというか。

(またクスリと笑う)



…そう。これはいわゆる、『霊感少年』のお話。



けど知ってるか?

そう言う子供は、大抵、大きくなれないんだよ。

そのまえに、誰かに。いや、何かに引き寄せられて。そしてそのまま…?



(剣呑な気配が暗闇から…、――JACKは誰かと対峙している?)

 

〈つづく〉

 

おさらい用。

kakuyomu.jp

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一気に読むならカクヨムの方がサクサク動くと思います。

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喫茶アトリは、おそらくJACK+本編1部(ぐろばるはんこう記)が終わったらリベンジ、マイナスより先に書き始めると思います。基本はほのぼのです。良かったら楽しみにしてて下さい。

レビュー貰ってちょっとアトリをやる気になったと言う(^^;) ダンス勉強する間に書くのもいいかなと思って。珈琲???……まあ、それもボチボチ…やってます…うん…。

肝心のJACK+本編の続きは来月とか、そのあたりに出せたら良いなーくらいです。せっせと書いてるのでしばらくお待ち下さい。もうカクヨム版めっちゃ過疎っててブルーすぎる…。ゆっくり待つのが吉なのかな。おさらいにカクヨム版を読んどいて下さい。

では。

 

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