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絵、時々文章なブログ(姉)

sungenのブログです。pixivデータ(主に文章)の保管用ブログ。オリジナルイラスト、小説がメイン。


sungen(pixiv genペア)のブログです。


アート、デザイン、漫画、イラスト、小説について語ったり、作品をアップロードしたりします。
漫画、絵、文章を書きます。二次創作は大神。
長編小説はヘッダのシリーズまとめから探すと楽です。







【修正報告】スクール編 おまけ ペナルティ(修正版)【小説】【JACK+】

さて。Twitterの謎ハッシュタグカクヨム秋のパンツ祭りに乗っかってスクール編ペナルティの修正報告。

ちょうど昨日修正して、けど大した事無いしどうやってお知らせしよう??と思ってたらTwitterで便利なタグが。まあ悪ノリです。主人公の扱いがヒドイのはいつもの事。超美形という設定なのにね(^^;)

 

【修正箇所】

裸でナッツクラッカー(開脚回転的な技)のちょい前シーンで、
そう言えば、速水は推薦者誰だ!と叫んでいたはずなので、(そう本編にあった。スッカリ忘れてた)
そこを直しました。面白い感じに?
 

【本文字数 2197文字】

20160613233818

 

JACK+ スクール編 ペナルティ

 


「裸でナッツクラッカー!!」
サラが高らかに読み上げた。


「…!!!!」
速水は固まった。
裸でナッツクラッカー!!!!!!!!!


終わった。


俺の人生は終わった…!!
視界が暗転し速水はふらりとよろめいた。膝を床につきそうになった。
思わずレオンにつかまった。半笑いのレオンを殴り殺したいと思った。

…ここは、懲罰室。
その中心に目元マスクの運営二名を従えたサラ。
それに対峙し速水、レオン。
周囲には紙袋を被った『ペナルティトレーナー』―野次馬がうじゃうじゃ居る。

「マジか?」
速水は顔を上げて一応聞いた。リアリー?
「マジです」
サラがうなずき言った。

「――といっても今回は、残念ながら下着の着用が認められます」
「!っ、本当か?」
速水はその言葉に食いついた。「ですから、ほぼ裸になります」そこは何となく聞いた。

「こちらからお選び下さい」
サラが真顔で懐から何枚か下着を取り出す。
――この女はもうダメだ。
速水はそう思った。
「くそ―俺の推薦者は誰だ、契約書見せろ!!」
そいつに復讐してやる!速水はサラが方手で持つ契約書に手を伸ばした。
「教えるのは禁止されています」
代わりに下着を渡された。

「ぶ!がぁははははは!!おいサラ!!あはははははは!!ゲホっが」
ソレを見たレオンは笑っている。咳き込む程の爆笑だ。

「っ…Tバック、紐パンTバック…お、オーバック…!!?」
速水はこんなもの、もちろん履いたことが無い。
黄色T、白レース、ピンクスケスケ。クロッチオープン…etc

「ぶっ。ハー、まあ、良かったじゃないか、ヤられるよりかなりマシだ」「レオン」
速水はにこっと笑い、一拍後に強烈な右ストレートを食らわせた。綺麗に吹っ飛んだ。

…ナッツクラッカー。
ブレイクダンスの技の一つで、要するに股間に両手を当てて大開脚し、逆さま状態で背中を使い、床で回転する技だ。
きちんと服を着ていれば、まあそれほど違和感は無いのだが…決してほぼ全裸でする物では無い。

「…何回転だ?」
レオンを殴った後、速水は震えながら聞いた。
「五十回転です」
サラが答えた。イェエエエエーーーーーーーーーーーーーーーーー!!と周りが喜び。
ぬーげ!ぬーげ!ぬーげ!ぬーげ!ジャック!という手拍子コールが響く。

黄色、白、ピンク…。手の中の下着を見つめる。

「こ、ここで脱ぐのか…?」
いえぇえええええええーーーーす!!とギャラリーが拍手し口笛を吹きはやし立てる。
ぬーげ!ぬーげ!ぬーげ!ぬーげ!ジャック!というコールが響く。

「――くっそ、」
面積的に、少々まともな物を速水は選んだ。色は知らない。

さっさと終わらせる!!
速水は脱いだ。思いっきり良く。
Tシャツ、靴、ボトム。――下着。直ぐに履き替える。

「数えろ!!!」
大声で叫び、三歩のフットワークから、一気に回転。
もう知らないとばかりに大股を開く。いつも通りだ。完璧な技を見せてやる!!
そして死ね――!!

ナッツクラッカーをしながら、速水は宇宙の真理を悟った。
ああそうか、ここに居る奴らを全員始末すれば良いんだ――。
気に入らないヤツはぶっ殺す。それで良いんだな。ただ回るだけでは攻撃も何も無い。回数のコールが聞こえる。大合唱だ。気の毒そうなレオンの顔が見えた。殺す。
ああ、そうだ俺は格闘殺戮(ブレイク)ダンスの先駆者になろう。カポエイラ習うのも良いな。

…っ、五十。

「「「…フィフティー!!」」」
速水は崩れるように回転を止めた。床に右手を突く。頭がくらくらする。

――なんて言ってる暇は無い。

「…もう良いのか?帰っても」
若干静かな声で速水は言った。
「ええ。お疲れ様です。本日のペナルティは以上です、その下着は差し上げます。では」
サラはあっと言う間にカツカツと立ち去った。
レオンがホッとする。何にホッとしたのか――?ある種の予兆だったのかも知れない。
そして気遣わしげに速水を見るが、速水は顔を伏せていた。

速水がさっさと服を拾う。着替えを始める。先に下着を替える。
「なあ」「どうした?」

速水は下着姿のまま、手近なヤツに殴りかかった。

「黙って見てんじゃねえよ!!」

二撃目に股間を蹴り上げる。カーーン!と音が響く。
「ふぐ!!?」
もちろんそれは不幸なレオンだった。

「ぜんいん殺すぶっ殺す!!お前等グルゾ×メ×チ××ストにしてやる!!」
大音声で叫びつつ、殴る蹴るぶっ飛ばす―散らかしずつき。うぎゃぁあと叫ぶのは紙袋。


あ、こいつ喧嘩強ぇ。
…かすれゆく意識の中、レオンは意外な発見をした…。


■ ■ ■

「==ゲス!==野郎!!」

バタン!!と扉が閉められた。むしろ追い出された。

ハーハー、と速水が獣のように息をして、さらに未だ低く雄々しく唸っている。
Tシャツを扉に勢いよくぶつける。靴を投げつける。
「===く=ば=====!=の=!!」
日本語の悪態を続けている。扉を蹴る、蹴る。蹴る。

「おい、帰るぞ」
「…まだ足りない!あいつら全員ぶっコロす!!」
「っとに、帰るぞ!オラ、ズボン履け!!」
一緒に投げ出されたボトムをレオンは速水にぶつけた。

「ちっ!……フー…、フー…」
殺る気のおさまらない速水はボトムを履いて、靴を履いて立ち上がった。
「やめとけ!」
レオンは速水のベルトを後ろから引っ張って、扉に喰い付く彼を引き留めた。

速水は部屋に戻る羽目になった。歯ぎしりをしながら。

…薄暗い廊下には、無数の下着が残された。



――そして翌日。

「あー…」
速水はかなり壊れた部屋の椅子を見て、若干反省した。

…彼の復讐はまだ始まったばかりだ。

〈おわり〉

 

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あっ。ちなみにこの下着達、たまたま通りかかった誰かが回収します。

お楽しみはこれからだ!

※表紙をぱんつにしようかと思ったけどさすがにそれはやめました(^^;)

 

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