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絵、時々文章なブログ(姉)

sungenのブログです。pixivデータ(主に文章)の保管用ブログ。オリジナルイラスト、小説がメイン。


sungen(pixiv genペア)のブログです。


アート、デザイン、漫画、イラスト、小説について語ったり、作品をアップロードしたりします。
漫画、絵、文章を書きます。二次創作は大神。
長編小説はヘッダのシリーズまとめから探すと楽です。







■JACK+ 怪談 2章 子供時代③ 【番外編】【ダンスパーティ】

■JACK+(オリジナル) 小説 カクヨム関連

続きです。怪談、今回も短編です。こうやって少しずつ怪談っぽさを出そうと言うたくらみ。

かなりお待たせしてるJACK+本編次話は10月末くらいにアップしようと思います。しばらくお待ち下さい☆

 

【本文字数 1833文字】

20160131154224

 

JACK+ 怪談 2章 子供時代②

 

 

『一緒』

 

俺の家には人形がある。
日本人形。
床の間に飾ってある。

ずっと飾ってある。
 

いつまでも、飾ってある。
 

■ ■ ■

 

『お風呂』


夕飯の後、俺はお風呂場の蛇口をひねった。お風呂沸かさないと。
まずは栓無しで。
…しばらくは赤っぽい水が出てくる。

ウチは古いから、水道管の鉄サビが溶け出しているらしい。

じゃばばば、と勢いよくお湯が流れる。
…赤さびが出なくなってから栓をした。

テレビを見ながら十五分くらい待つ。丁度良いくらいだ。
「ばあちゃん、風呂先に入って良いよ」「はいはい」

ばあちゃんが入った後、俺が入ると。
「あ」

「ばあちゃん!―お湯足すなら、最初は捨ててって言ってるのに」
俺はぶつくさ言いながら、赤い湯に浸かった。

「シャワーまで赤い。っとにもう」
俺はぶつくさ言いながら、頭を洗った。

 

■ ■ ■

 

『庭』


綺麗に咲いたツバキ――を眺めていたら、葉に虫コブがあった。

「ばーちゃーん、虫コブあった」
俺は畑仕事をするばあちゃんに、ちょっと遠くから言った。
「おや。まあ、ほっときなさい」

「うわ…なんか沢山あるんだけど」
「まあ、ほっときなさい」

「…うん」
気になったけど俺は放っておいた。

次の日。ツバキが枯れた。
ぼたばたと、花が地面に落ちていた。

咲いたばかりなのに。ちょっと可愛そうだった。
葉っぱも茶色い。こぶはどこかへ行った。

「枯れちゃった…」
「病気だったんだねぇ…明日、庭師さんに来てもらおうね」
「うん…」
俺はとぼとぼと、家に戻る。

玄関の壁に手をついて――。

俺は、はっと手を離した。

…こぶがある。

 

■ ■ ■

 

『部屋』


二階にはふた部屋ある。
俺の部屋は階段上がってすぐ。右隣は兄貴の部屋。

俺の部屋は、六畳くらいの和室。
畳の上にブルーの絨毯が敷いてあって。入って右手が机と本棚。ふすま。
ふすまを半分塞いで勉強机があって、反対側にベッド。
窓があって、カーテンもブルー。俺は窓に足を向けて寝てる。
壁は土壁じゃなくてふつうに壁紙。痛んで少し崩れるようになったから、防かび塗装してもらって、変えたらしい。柱があって、白い壁紙。
ユーディレッティのポスターが貼ってある。
…悪くない部屋だと思う。

ちなみに、日が暮れて…。俺は今部屋の中心にいる。
カーテンも閉めた。風呂にも入った。
後は寝るだけだ。

ふすま…。

前、ここに『こっとんすい』がいたけど、しばらく出てきてない。
…もう二度と出てこないで欲しい。

天井を見ると、手形みたいなシミが付いてる。子供くらいのサイズ。
いつからあるっけ?というくらい薄かったけど、最近少し濃くなった。

他には特に何も無い。

このくらいなら…。佐藤さんがくれたお守りもあるし。
最近はいつも、寝るときは首にかけてる。
さて。寝よう。

「――げっ」
ベッドの方を見て、俺は思わずそう言った。

壁に『こぶ』がある。

玄関にあったあれだ。
俺がツバキの敵と思って、思いっきり叩こうとしたら消えたあれ。

……こっちに来たのか?
手のひらくらいの大きさ。壁紙が盛り上がってる。

どうしよう。

けど、もしかしたら今度のは、湿気…とかかも?
壁が全体的にたわんでる気がする。

「…よし」
カチカチカチ。

俺はカッターナイフを持ちだして、とりあえず刺そうかと思って、それはやめて、カッターで周りを切ることにした。
少し盛り上がってるくらいだし…、これはたぶん『湿気によるたわみ』だ。

けど、意外に周りは固くて切れない。跡は付くけど。

「うーん…」
俺はどうしようか考えて、何となくカッターで目、目、口と。軽く引っ掻いた。

すぐ後悔した。
なんかやっぱり、真ん中辺りは。中身がぶよっ、てしてる。
玄関のやつと同じだ。あと、ツバキの虫コブと一緒。

あれも虫コブにしては結構大きかった。
―ツバキの枯れた葉っぱから、虫こぶは綺麗サッパリ無くなってた…。

俺は見なかったことにして、布団かぶって、お守りを握って寝た。
きっと、明日は、きっと消えてる…。


しばらく、家に羽虫が多かった。

■ ■ ■

 

 

『理科室』

 


理科室は好きじゃ無い。

だってたまにカエルがいるから。




だって……鳴き声がする。

 

〈おわり〉

 

 

 

毎度宣伝。これってたまに見るけど何の番外編?と思った方へ。本編はこちら。

 キャッチコピー変更しました。

『この物語の結末は?全ての謎が解ける!衝撃の最終章。(大げさ)』

kakuyomu.jp

 

ちなみに次話の冒頭がこちら。※カクヨムでは先に出てますが、短すぎなのでブログ&pixivでは次話アラン②にくっつけます。

kakuyomu.jp

 

 JACK+番外編 怪談シリーズ。

kakuyomu.jp

今のところ怪談が番外編では一番更新頻度高いですね。

これは…本編のネタバレの心配が無いからです。

 

カクヨムでシリーズ名をタイトルに付けたんですが、どうも長くてリンクだと肝心のタイトルが切れます。
カクヨムで早くシリーズ化機能、続編機能が付くといいなと思っていますが、正直期待はしていません(^^;)たぶん後回しな機能な気がする。
では。

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